トモ人生は旅である

独女の私は刺激が足りなくなり一人旅をするように。旅の楽しさ日常をアップします。良かったら参考にしてください。

わたしは愛される実験をはじめた①

タイトルは本の名前です。

 

最初は愛されたい、モテたいなどの不純な動機から購入した。

 

しかし最後は何か大切な事に気付かされた本でした。

 

ネタバレを含みます。

読んで気になった方は下にAmazonリンクからどうぞ。

自分の意見プラス本の内容まぜた記事になってます。

 

主人公のミホは恋愛をしたいのに何故か上手くいかず、良い人どまりの女性。

婚活では大体の女性が悩む合コンの振る舞いやLINEの送り方間違えを紹介している。

 

そもそも、合コンや婚活パーティーなど時間が限られているものは見た目で決まると言っても過言ではない。

 

女性だって、デブ、ハゲ、ファッションが駄目な男性と話すらしたくないが正直なところ。

 

最低限のマナーはファッションや髪型じゃないだろうか。

 

その次にコミュニケーション力。

男性についてはスペックも求められる。

話がつまらない、イケメンだったとしても返事がyes.noだけだったらどうだろうか?

 

息が詰まる。 

 

以下は独女(私)の体験談だ。

そう、それは10月から11月に出会った男性。

見た目は悪くない年齢は5個年下で嬉しい。

独女は部類の年下好きだからだ。

 

女性慣れしていない感じで、人見知りだったので会話のリードは私がして盛り上げた。

2回目の誘いは彼から来た。

若干疲れていたが、2回目なら人見知りも解消されて楽しくデートが出来るだろうとokをした。

 

そう本ではこのような男性をフィッシュという。

男性はタイガー(モテる男)、フィッシュ(モテない、いわゆる雑魚)に分類される。

 

そう、私はフィッシュとのデートでも若くて可愛いならokなのである。

 

しかし、彼はフィッシュの中でもキングオブキングだった。

1回目はスマートにお会計も済ませてくれた。

会話もまあ、私が頑張ればなんとか成立した。

 

しかし、共通の話題のない男女に片方が頑張るのは限界だった。

2回目に会っても彼は微笑み返しのみで相槌をするだけなのである。

 

マジか。

 

デートの時間も彼が朝9時にしましょうと提案してきた。

理由として明治神宮の有名な井戸に行く予定。

混んでるかもねで朝9時って発想。

イタイ。

 

あー、フィッシュだ。

女性を朝から歩き回してヒールなど履いてる事は想定しないのだ。

 

独女は尽かさず、11時半にしましょう。

多分大丈夫ですよ。

LINEにて回避にまわる。

 

お昼前に参拝しランチして、楽しければお茶して解散が大体の2回目デートじゃないだろうか。

 

なんと、彼は当日原宿駅に10分だが遅刻してきた。確かに田舎に住んでいて都内でデートした事がなく乗り換えで迷ったと。

 

なら、早く家出れば良くない?

少し帰りたい気持ちが沸々と沸いた。

 

次に明治神宮に行くのは私も初めてだった。

高校生から何回も原宿に来ていたが行った事はなかったからだ。

 

入り口もだいたいの場所も彼は調べていなかった。

だいたいココだろうと、また私が携帯をだし調べてリードする。

 

神社に参拝するルールは分かっているようで神道を歩かないや門での一礼などはやっていたのでプラスになった。

 

しかし、喋らない。

会って10分既に帰りたい。

いくら若くても(年下大好き独女)限界値は40%になっていた。

 

清正の井戸は明治神宮本殿より手前にあった。

先に本殿に参拝してから帰りに寄ろうということになった。

 

会話は全て私がふっていたので、絞り出して話が成立した。

ダッシュで本殿いって清正の井戸に早く行きたい気持ちを押し殺した。

 

ちょうど七五三の時期だった。

 

可愛い着物に身をまとう子供たち。

そして独女と同年代の夫婦。

胸が痛くなる。

 

28歳くらいで結婚してると普通に思い描いていた人生は来なかったから。

 

普段はカップルや同年代夫婦を見ても辛くないが七五三などのイベントは心に刺さるのである。

 

彼は年上が好きでスノボー仲間の女性に恋をしていたが告白はしなかったそうだ。

まさにフィッシュのキングオブキングだ。

二人でスノボー行ったり泊まったりもしたらしい。

深い話は聞かなかったが多分、夜は何もせずに寝たのだろう。キングフィッシュは手も出せない。

 

変わった女性だったと言っていたがお泊まりもokするくらいだから、その女性的には彼を受け入れる準備はあったはずだ。

 

彼は好きな女性がいても動きもせずに自然消滅し婚活のフィールドに参戦。

 

この感じだと可愛がる弟な感じで女性も接していたのかもしれない。

 

しかし独女は弟を欲しいのではない。

万が一、姉活?やらとがあるらしいが、それにも当てはまらないくらい苦痛な時間が過ぎていく。

 

明治神宮の本殿に着き、参拝を済ませて井戸に向かう。

 

自分の中でフルマラソンの折り返し地点に着いたと感じた。

 

あと、少しだ明治神宮を出たら彼に別れを告げよう。

本当はトイレに行って逃げる事も考えたが、それは人としてやってはいけない。

耐えるんだ独女。

あと少し頑張れと言い聞かせた。

 

なんと、清正の井戸は入り口から距離がある。

 

素敵な皇室の別荘として使われていた建物への感想も私の独り言に終わる。

 

見事な睡蓮の池があり、モネもこんな景色に魅了されたんだろうねの発言も独女の独り言に終わる。

 

もう、ダッシュして高いチョコ買って爆食いしながら電車乗って帰りたいと思った。

 

やっと井戸に着き、7人くらいの列が出ていた。

15分くらいの待ち時間で済んだが私にとっては地獄の15分だった。

会話振らなくてはいけないし、前後はカップルだったからだ。

 

無事、井戸を見て帰り道に食べる場所があり、歩き疲れたので寄ることにした。

時間は13時近くだった。

 

フードコートになっていて何食べたい?の質問にも微笑み返し。

 

あのさ?

 

貴方は置物ですか?

 

お互い食べ物を注文、支払い別々。 

黙々と食べる。

 

トイレに行きたいとトイレに駆け込み。

 

また考えた。

やっと解放された。

ここでバレないようにダッシュで帰ってLINEはブロックしよう。

 

いや、人としてやってはいけない。

理性が働く。

帰り道に美術館があった。

美術館好きなんだよねーの会話には、入ります?とアクションしてきたが。

私は一刻も明治神宮を出たら用事があるからと逃げる言葉を探していた。

 

いや、美術館は2時間は見たいから次に行くよ。

 

明治神宮出口で思わず心の声が漏れてしまった。

 

彼、次何処行きましょうか?

 

独女、ごめんなさい。辛い。

私とは合わないと思う、ここでさようならします。

 

バイバイと手を振り逃げた。

 

本当は用事出来たなど言い訳を頭で考えていたが、あまりに辛く心の声が出てしまった。

 

彼は相談所に入った方が良い。

そして、スタッフと会話練習からした方が良い。笑顔は作れるし不細工でもない。

コミュ障のみ。

 

でも、いくらハイスペックでもコミュ障はモテない。

ちなみに彼はハイスペックでもないフィッシュだ。

女性を楽しませる事が出来ないのは致命傷。

お金をふんだんに使ったデートをしたりプレゼント攻撃できる人なら可能性もありだが。

 

 

今、現在の独女の彼はハイスペックか分からない。

でも、知識もあり本能で2回目には彼だと確信した。

長いこと婚活してきた勘だろうか。

 

本の主人公ミホはタイガーに恋をする。

ある意味、本能で好きになっている。

 

ミホはタイガーに好かれるべく、愛される実験を試みる。

アドバイスを受ける人との出会いだ。

 

BARでスーツに赤いリップのブルゾンちえみ、みたいな人だ。

名前はベニコ。

 

BARではテーブルに20代の女性。

カウンターにはミホとベニコ。

 

そこにイケメンスーツ二人組男性が入店。

ミホは20代女性にイケメンは声を掛けるかと思いきやベニコの元へ。

 

ミホもベニコに吸い込まれるように声をかける事になり物語は始まる。

 

たまにいる。

美女じゃないけど惹かれる女性。

独女も男性は若くゆるふわ女性にばかり行くと思っている。

ブルゾンちえみってポッチャリだけど色気があって目でおってしまいません?

多分、そんな女性がベニコだった。

 

ベニコにアドバイスをもらいながらミホはタイガーに挑戦する。

こんなうまく行くわけないと思いながら読み。

 

最後の結末はとても納得した。

 

続く